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平成27年7月24日

ビルオートメーションのセキュリティ検査にも対応
ファジングテストツール「beSTORM フルネットワークパッケージ」を発売

 未知の脆弱性を検出可能なファジングテストツール「beSTORM」のセキュリティテストパッケージとして、ビルオートメーションなどで使用されるBACnet用テストモジュールを含んだ「beSTORM フルネットワークパッケージ」を2015年7月24日より販売開始いたします。

 「beSTORM」は、プロトコル定義に基づいて可能性のある攻撃を自動生成し、それによる動的なテストを行うことにより、製品に潜む未知の脆弱性を検出するファジングテストツールです。このテスト自動生成機能は、プロトコルの構造上発生し得る脆弱性の検出を現実的な時間内での最大限のテストを行うことで実現し、また「デベロッパーパッケージ」との併用による独自プロトコルへの容易な対応も可能にしています。独自のモニタリング・フィードバック機能も持っており、脆弱性の特定や開発サイドへのフィードバックもスピーディに行うことが可能です。国内、および世界各国の制御システム、IT製品などの開発環境で、セキュア性能試験ツールとして活用されている製品です。

 「beSTORM フルネットワークパッケージ」は、「beSTORM」のテストパッケージの中で最も多くのネットワークプロトコルに対応しており、多様な通信が組み合わさった製品のテストを幅広くカバーします。BACnetのテストモジュールを含んでいるため、ビルオートメーションシステムのセキュリティテストをカバーすることも可能です。またユーザ企業の必要性に合わせて、独自プロトコル対応や、各種プロトコルの追加など、組み合わせやカスタムオーダーにも対応可能です

■「beSTORM フルネットワークパッケージ」の主な特長
○テスト対象プロトコル:BVLC (BACnet transport)、 DHCP、Diameter、DNS、FTP、HTTP/1.0、HTTP/1.1、HTTPS、IMAP、LDAP、NNTP、NTP、POP3、Radius、RSH、RTSP、SDP、SNMP (v1・v2・v3 with/without MD5、SHA、DES)、SMTP、SYSLOG、SSH、TFTP、Telnet
○第2世代のファジングテスト
・プロトコル定義に基づきテストを自動生成
・可能性のある全ての攻撃パターンをテスト
・従来のテストケース型では検出不可能な未知の脆弱性を発見
・モニタリング機能による脆弱性の迅速な特定
・攻撃エクスポート機能による開発サイドへのスピーディなフィードバックを実現

■「beSTORM」ソフトウェア ホームページ :http://www.bestorm.jp/

■「beSTORM」のファジングテスト詳細
○製品に潜む未知の脆弱性を検出するテスト自動生成機能: プロトコル定義を元にプロトコルの定義全体をカバーして、可能性のある組み合わせのテストを自動生成します。人の主観を入れない網羅的なテストを実施することにより、開発中製品に潜む未知の脆弱性を効率的に発見することが可能です。

○早期対策の実現するモニタリング・フィードバック機能:
ファジングテストにより、テスト対象に予期せぬ動きがあった場合、その攻撃を特定し、Perlスクリプトでエクスポートすることができます。これにより開発サイドへの素早いフィードバックを実現します。

○ブラックボックス型テスト方式:
インプットに対するアウトプット(テスト対象の挙動や出力など)に着目し、バイナリ・アプリケーションをテストします。したがって使われているプログラミング言語やシステムライブラリの深い知識を必要としません。

■動作環境
プラットフォーム:Windows XP、7、8
メモリ:512MB以上
CPU:800Mhz以上のCPU、デュアルコア以上を推奨

■Beyond Security社について
米国・カリフォルニア州に本社を置く、脆弱性対策を中心としたセキュリティソリューションプロバイダです。「beSTORM」は、Beyond Security社の中心製品の1つであり、Intel社、Ericsson社、Microsoft社、米国・国防総省、Lexmark社、Juniper社など世界各国の政府、機械・IT等の製造業、通信事業者、多くのソフトウェアエンジニアリング環境において多くの導入実績を持っております。