ニュース

プレスリリース

関係者各位

平成26年7月16日

テスト自動生成機能によりアプリケーションの未知の脆弱性を検出
第二世代の高性能ファジングツール
「beSTORM ファイルファジングパッケージ」を販売開始

 「beSTORM」ソフトウェアは、可能性のある全ての攻撃を自動生成しプログラムのテストを行い、未知の脆弱性を検出するファジングテストツールです。従来のテストケース型ツールでは検出することが困難な脆弱性をも検出し、開発中およびリリース後に脆弱性が発覚するリスクを極限まで減らすことを実現しています。独自のテスト遂行アルゴリズムによって行われるブラックボックス型のテストは、テスト対象プログラムのソースコード自体の知識を必要とすることなく、プログラムの異常を効率的に検知し、レポートすることが可能です。また検出された脆弱性は、エクスポート機能により「beSTORM」環境外での再現が可能となっており、効率的なテスト・修正プロセスを実施することが可能です。

「beSTORM ファイルファジングパッケージ」は、特定のファイルタイプを指定することによって攻撃用ファイルを自動生成しテストを行うことによって、そのファイルに対応したアプリケーションの脆弱性を検出します。テストの必要性が高いファイルタイプ(下記参照)を中心に、パッケージと提供いたします。プログラムの開発や品質管理、既存プログラムの検証などに高度なセキュリティテストを実装することが可能です。

■「beSTORM ファイルファジングパッケージ」の主な特長
○テスト対象ファイルタイプ:ANI、BMP、DOC、GIF、HTML、ICO、JASC PAL、JPEG、PAL、PDF、PNG、PPT、TGA、TIFF、UPX、WAV、XLS

○第二世代のファジングツール
・可能性のある全ての攻撃パターンを自動生成
・プロトコル定義のみで攻撃を自動生成
・従来のテストケース型では検出不可能な未知の脆弱性を発見
・高速ファジングを実現する「インテリジェント・ファジング」テクノロジー

○実際に攻撃を実行して脆弱性を発見

○脆弱性が発見された際の攻撃をエクスポート(beSTORM環境外でも再現可能)

■「beSTORM」ソフトウェア ホームページ :http://www.bestorm.jp/

■「beSTORM」のブラックボックス型ソフトウェアテスト詳細
○可能性ある全てのテストを実施し未知の脆弱性を発見
RFC技術資料で使われているBNF記法を攻撃言語に変換する事により、プロトコルのスタンダードテキストを自動化されたテストセットに変換し、システムの機能全体が確実にチェックされる事を実現しています。プロトコルの仕様に合わせて、可能性のある全てのテストパターンを実行します。

○インテリジェント・ファジング:
独自の攻撃優先順位設定アルゴリズムによって、監査している具体的なプロトコルに応じた、最も成功率の高い攻撃からテスト開始します。監査時間の短縮、重要課題の早期洗い出しを可能にします。

○正確なレポート:
攻撃者をエミュレートし実際の攻撃を引き起こすことで、外部からアプリケーションをチェックします。実際に攻撃が成功した場合に脆弱性がレポートされます。

○再現性:
攻撃が成功した場合、その攻撃をPerlスクリプトでエクスポートすることができます。これにより「beSTORM」の無い環境でも問題を再現することが可能です。

○スケーラブル:
大きなスケーラビリティがあります。監査を並行処理しテスト時間の大幅な短縮をするために複数のプロセッサー、複数のマシンを使用することが可能です。

○開発言語への非依存:
バイナリ・アプリケーションをテストします。したがって使われているプログラミング言語やシステムライブラリの深い知識を必要としません。

■動作環境
プラットフォーム:Windows XP、7、8
メモリ:512MB以上
CPU:800Mhz以上のCPU、デュアルコア以上を推奨

■Beyond Security社について
米国・カリフォルニア州に本社を置く、脆弱性対策を中心としたセキュリティソリューションプロバイダです。「beSTORM」は、Beyond Security社の中心製品の1つであり、Intel社、Ericsson社、Microsoft社、米国・国防総省、Lexmark社、Juniper社など世界各国の政府、機械・IT等の製造業、通信事業者、多くのソフトウェアエンジニアリング環境において多くの導入実績を持っております。